「インスタの投稿を見たことが商品購入のきっかけとなった」という人は、年々増加傾向にあり、Instagramを集客ツールとするのは当たり前の時代になっています。
しかし、Instagramで集客し販売したいと思っていても、実際はうまくいっていないという方も多いのではないでしょうか。
「投稿しているが、集客し購入までつなげる導線がわからない」
「いいねもコメントも増えてきたが、購入に至らない」
そんな企業アカウントによくある悩みを、Instagram上の双方向コミュニケ―ションで解決するのが「iステップ」です。
この記事では、インスタ集客をアシストするシステム「iステップ」の基本情報や導入事例について解説します。
iステップとは
iステップとは、ユーザーが起こしたアクションに対して、自動でダイレクトメッセージ（DM）を送信するチャットボットシステムです。
ユーザーがいつアクションを起こしても自動で対応してくれるので、アカウント管理の手間が省けるだけでなく、うまく活用することでフォローや商品リンクへのクリックを増やすことができます。
また、現在のInstagramのアルゴリズムでは、DMでのやり取りが増えるとアカウントのエンゲージメント率が向上しやすいと言われています。企業アカウントではDMでのやり取りが発生しにくく、現在のアルゴリズムではフォロワーを増やすのが非常に難しい状況です。
iステップを導入することで、DMでのやり取りが増え、エンゲージメント率が向上すると投稿がフォロワー外にもリーチやすくなり、フォロワーが増えやすい状況を作れるという相乗効果もあります。
Instagram公式APIを活用した安全機能
Instagramで自動フォローなどの外部サービスを利用すると、アカウントが凍結されるという話を聞いたことがある方もいるでしょう。
iステップは、Instagram公式API※利用について、Meta社（旧：Facebook社）から承認を受けたサービスなので、アカウント凍結の心配がありません。
国際的リゾート地「ニセコリゾート」のある北海道・倶知安観光協会でも採用されている、安心なシステムです。
※API：外部アプリとInstagramが連携ができるようにすること
YouTubeチャンネル「令和の虎」で完全ALLを達成
iステップは、企業や店舗のデジタルマーケティング支援を行う、株式会社ネルプが開発・販売するサービスです。
iステップの事業拡大のために、ネルプ代表が出演したYouTubeチャンネル「令和の虎」で、サービスの可能性や利便性が評価され、希望額600万円の投資を完全ALLで達成しました。
自動でDMが送信される条件
iステップによってDMが自動送信される条件は、次の6つです。
- フィード投稿へのコメント
- ストーリーズ投稿へのコメントやクイックリアクション
- ストーリーズでのメンション投稿
- インスタライブ配信へのコメント
- リール投稿へのコメント
- DMを受信したとき
投稿やアカウントに対して、見てくれたユーザーがコメントなどのアクションを起こしたときに、瞬時にDMを送ることができます。
ユーザーの関心が高いうちにリアクションができるので、購入などの行動につながりやすくなるでしょう。
iステップで送れるDMの種類
自動で送ることができるDMの内容は、次のとおりです。
- 文章
- URL
- 画像
- 画像リンク
ほかにも、チャットボット機能やアンケート機能もあるので、営業時間などのお問合せやアンケートへの自動対応もできます。
iステップでできること
では実際に、iステップで何ができるのか、例を出して解説していきます。
iステップのメリットは、アカウント管理の効率化だけではありません。
現在のInstagram運用で最も重視されている、ユーザーとの関係性（エンゲージメント）の強化にもつながりますよ。
ユーザーのコメントやリアクションに反応して自動でDM送信できる
フィード投稿にコメントすると自動でDM送信される
フィードについたコメントの内容に応じて、DMを自動送信する機能です。
例えば、化粧水を紹介するフィード投稿で、コメントに「サンプル」と入力した人に対して、サンプルの申し込みフォームをDMで自動送信するという設定ができます。
DMでのやり取りが自動化されることで、管理の手間が省けるだけでなく、DMでのやり取りが増加することでエンゲージメント率が向上し、アカウントの成長につながります。
ストーリーズにコメントすると自動でDM送信される
ストーリーズについたコメントやリアクションスタンプによって、自動でDMを送信する機能です。
例えば、ストーリーズに「このストーリーズにリアクションでクーポン獲得」と投稿し、リアクションした人に、DMで瞬時にクーポン画像を送付するという施策を打つことができます。
このやり方だと、「ストーリーズ画面のスクリーンショットでもいいのでは？」と思う方もいるでしょう。
iステップを活用することで、見た人にリアクションを取らせる、さらにDMでのやり取りを発生させるという２つのアクションを発生させることができるので、ユーザーとのエンゲージメントがぐっと高まります。
LIVE配信にコメントすると自動でDM送信される
オンラインショップを運営するアカウントでは、インスタライブで商品紹介をすることもあるでしょう。
その際、ユーザーから「欲しい！」というコメントが付いた場合、インスタライブをしながらコメントを拾うのは大変ですが、iステップを利用することで「欲しい」というコメントに対して、DMで商品リンクや詳細情報を送るという設定が可能です。
インスタライブを見ている方は、アカウントや商品のファンの方も多く、購入につながりやすいフォロワーが多い傾向にあります。DMを送付することで、個別のコミュニケーションができるのでより深いファンになってもらえる他、アカウントの活性化にもつながります。
ストーリーズやフィード投稿でメンションすると自動でDM送信される
ユーザーが自分のアカウントのストーリーズに、メンション（アカウントをタグ付け）して投稿した際に、DMを送信することができます。
例えば、来店キャンペーンなどで、「メンションしてストーリーズに上げてくれたら、次回使えるクーポンプレゼント」といった施策をする際に、メンション投稿に対してDMでクーポンを自動送付できます。
リピーター施策として、新規顧客獲得施策として使うことができるほか、メンションとDMの2つのアクションで、エンゲージメントも高まります。
リールにコメントすると自動でDM送信される
コメントに対するDMの自動送信は、リールでも設定できます。
リールは一般的に、フィード投稿よりもフォロワー外からのリーチが伸びますが、動画を1回見てもらったところで、なかなかフォローや商品購入にはつながりません。
そこで、例えば、リールの最後に「『プレゼント』とコメントしたら、ひみつのクーポンコードをプレゼントします」と入れると、リールを1度しか見られなくても、瞬時にDMでコミュニケーションを取ることができます。
リールは、リーチが伸びやすいものの、そのあとのフォローには、なかなかつながりにくいです。iステップを活用することで、リールからアカウントに誘導し、エンゲージメントやフォロー率を高めることができます。
自動抽選機能でプレゼントキャンペーンを完全自動化できる
アカウントの認知や、フォロワー数増加、フォロワーの活性化のためにプレゼントキャンペーンをする方もいるでしょう。プレゼントキャンペーンでは、抽選やDM送付の作業がかなり煩雑で、時間がかかるのがネックになります。
iステップでは、自動で抽選し、当選・落選のDMを自動で送付できます。
例えば、あるフィード投稿をストーリーズでシェアし、メンションを付けて投稿することを応募方法としたときに、メンション投稿が発生したときに、ユーザーには即DMで応募の詳細が送付されます。
お問い合わせやCRMをチャットボットで自動化できる
アカウントのプロフィール欄に「お気軽にDMでお問合せください」と書いている方も多いでしょう。
iステップでは、お問合せのDMをチャットボットで自動化することができます。
DMに、営業時間やおすすめ商品など、よくあるお問合せをリスト化し、ボタンを設置することができます。ユーザーが知りたい内容のボタンをクリックすることで、回答が自動送信されます。もちろん、チャットボット以外の普通のDMでの対応も可能です。
忙しい時間にDMが来たので返信できず、来店機会を損失してしまった、ということもなくなるでしょう。
アンケート機能によりユーザー情報を可視化できる
コメントへの自動DM送付機能で、アンケートを実施することもできます。
アンケートに答えるだけで割引クーポンプレゼントという施策を、Instagramで行うとします。
従来の方法では、フィード投稿やストーリーズに質問を書き、その内容をユーザーにDMで手打ちしてもらう、もしくは、ストーリーズにアンケートフォームのリンクを貼るという方法しかありません。また、アンケート終了後も、アンケートを集計し、DMでクーポンを送付するという膨大な工数がかかります。
iステップでは、DMに「アンケート」とコメントしてもらうことで、先に作っておいたアンケートが自動送付され、ユーザーがアンケートに回答すると、クーポンを自動送付することができます。
さらにアンケートで答えてもらった情報はCSVで抽出できるので、その後のアプローチ施策にも活用できます。
iステップの料金
iステップは、アカウント管理の工数削減やフォロワーとのエンゲージメント率増加につながる、便利なシステムです。しかも、現在は個人事業主でも使いやすい価格で提供されています。
| フォロワー数 | 月額 |
|---|---|
| ～9,999人 | 20,000円 |
| 10,000～99,999人 | 30,000円 |
| 100,000人～ | 50,000円 |
競合サービスもいくつかありますが、ほかのサービスが大企業向けの価格にしている中、個人サロンや飲食店でも使いやすい価格になっています。
アカウント管理の工数が多い方はもちろん、Instagramでの集客施策に悩んでいる方も、iステップで新しい施策を打てるようになりますよ。
iステップの導入事例
iステップを導入して効果が出ている事例をご紹介します。
韓国ファッションのモノトーンコーデを掲載しているアカウント「モノトン子」では、メッセージで「骨格診断」と入力すると、DMで骨格診断ができるようになっています。
アンケート機能を使い、ユーザーがいくつかの質問に答えることで、ユーザーの骨格を診断します。さらに、骨格にあったコーディネートの投稿リストが表示される仕組みになっています。
この骨格診断は、1か月で約4,000人のフォロワーが実施しました。その結果、フォロワーとのエンゲージメント率が向上し、普段の投稿の外部リーチも増加。フォロワー数も10,000人増となりました。
骨格診断の仕組みは、コスメの肌診断などでも横展開できそうですよね。
また、ニセコ観光協会では、コメントした方限定にクーポンの自動送付を実施しています。月間CVが120%増加したほか、フォロワーも順調に増えているようです。
企業アカウントは属人性が出しにくいのでコメントやリアクションが付きにくく、フォロワーが増えにくいことが多いですが、iステップを使うことで、外部露出の高いアカウントに育てることができます。
iステップ開発者の株式会社ネルプの稲葉信さん
iステップを開発したのは、株式会社ネルプの代表取締役である稲葉信さんです。飲食や人材などの複数の会社を経営しながら、iステップを開発・運営・販売する株式会社ネルプを立ち上げました。
iステップも稲葉さんのアイデアです。サービスを考えてから半年でリリースしたそうですが、Meta社へのAPI使用申請は、7～8回目でやっと許可が出たそうです。
他の事業では、関東最大の就活支援団体Glanzの代表も務めています。
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